二世帯住宅という観点から考えると、
音の問題や設備の問題などで
一般的な単世帯の戸建てを建てるときよりも
考えることが多かったりするのが親世帯と子世帯が半同居をするスタイル。
でも、実家の土地での建て替えだったら土地代が浮いてかなりコストを落として建てられるし
もしかしたら孫の面倒をたまに見てくれるかもしれないというメリットもたくさん。
今回は二世帯住宅を建て替えるにあたり
地元工務店
大手ハウスメーカー
どちらにしようか悩んでいる人向けに
実際に建てた建築費用の例をご紹介しながら比べてみたいと思います!
ぜひ参考にしてみてくださいね。
2024年二世帯住宅ハウスメーカーランキング
オリコン顧客満足度ランキングで発表されていた
二世帯住宅のハウスメーカー満足度ランキングをご紹介します!
順位 | ハウスメーカー | 満足度点数 | レビュー件数 |
---|---|---|---|
1位 | 積水ハウス | 78.1点 | 106件 |
2位 | 三井ホーム | 77.9点 | 66件 |
3位 | ヘーベルハウス | 77.6点 | 83件 |
4位 | 住友林業 | 76.9点 | 76件 |
5位 | セキスイハイム | 76.5点 | 93件 |
6位 | 一条工務店 | 75.9点 | 82件 |
7位 | パナソニック ホームズ | 75.8点 | 74件 |
8位 | ミサワホーム | 75.2点 | 78件 |
どのハウスメーカーも有名どころばかりのさすがのランキング!
1位 積水ハウス
積水ハウスは、二世帯住宅において顧客満足度ランキングで1位を獲得しており、
多様なニーズに対応する設計力とデザイン性が高く評価されています。
一邸ごとに異なる敷地条件や気候に適したプランを提案し、「邸別自由設計」を基本とした家づくりを特徴としています。
また、ユニバーサルデザインを取り入れた住まいづくりを早期から推進しており、年齢や体格を問わず住みやすい空間を提供しています。
技術面では、
積水ハウス独自の「ダイナミックフレーム・システム」を採用し、高い耐震性能を備えた安全な住宅を提供しています。
さらに、オリジナルの高耐久外壁材「ダインコンクリート」や高断熱仕様、
省エネ設備を備えたエコ住宅の提案により、長期的な快適性と経済性を両立しています。
特に二世帯住宅では、世帯間のプライバシーを確保しつつも、
家族のつながりを大切にした設計が得意です。
一級建築士や専門スタッフによる個別相談が可能で、顧客のライフスタイルに合ったオーダーメイドの住宅を実現しています。
また、建設時や完成後の対応も丁寧で、
設計士やインテリアコーディネーターによる提案力が高いと顧客から高く評価されています。
2位 三井ホーム
三井ホームの二世帯住宅は、耐震性や断熱性に優れた「ツーバイフォー工法」を採用し、
安全性と快適性を兼ね備えた住まいが建てられます。
技術力とデザイン力を活かし、それぞれの家族のライフスタイルや好みに合わせた多様な住宅プランを提案しており、特に洗練された外観デザインや空間設計が人気です
二世帯住宅では、家族間の適度な距離感を保ちつつ、交流を楽しめる設計を重視しています。
独自の構法である「プレミアム・モノコック構法」を活用し、
地震の揺れを効果的に吸収する強固な構造を実現しています。
この工法により、安心感を提供しながらも自由度の高い間取りが可能となり、
それぞれの世帯のプライバシーを尊重しつつ、快適に暮らせる住空間を作り上げています。
また、三井ホームのデザイン力は、モダン、クラシック、エレガントなど多様なスタイルに対応しており、各世帯の好みに応じた柔軟な提案が可能です。
さらに、建築段階から完成後のサポートまで、一貫した担当者制を採用している点が特徴で
、顧客は安心して住宅づくりを進めることができます。
三井ホームの二世帯住宅は、家族の憧れを形にするデザイン性と、
長く安心して暮らせる技術力を組み合わせた住まいで、
世帯ごとのニーズやこだわりを丁寧に反映させた高品質な住宅を提供しています。
3位 ヘーベルハウス
ヘーベルハウスの二世帯住宅は、
耐久性と安全性を追求した「ロングライフ住宅」として、
多世帯が安心して暮らせる住まいなのが売り。
同社は、独自のALCコンクリート「ヘーベル」を採用し、高い耐震性能と耐火性能を実現しています。
この建材は軽量ながら非常に頑丈で、地震や火災に強く、災害の多い日本の住環境に最適です。
また、経年変化が少ないことから、長期にわたる快適な住まいを可能にしています。
二世帯住宅においては、限られた都市部の敷地でも最大限に空間を活かす設計が得意です。天井高や床の高さを工夫し、広がりを感じられる空間を提供するとともに、
居住スペースと収納スペースを効率的に配置することで、
快適で機能的な間取りを実現しています。
家族間の適度な距離感とプライバシーを保ちながら、必要に応じて交流がしやすい設計を提案しています。
ヘーベルハウスの住宅づくりは、災害への備えだけでなく、
省エネ性能やメンテナンスのしやすさにも配慮しています。太陽光発電や高断熱仕様を採用し、光熱費の削減や環境負荷の低減を実現しています。
さらに、住宅性能に加え、顧客サポート体制も充実しており、
建設後のアフターサービスが手厚いことから、長期的な信頼を得ています。
二世帯住宅は大手ハウスメーカーと地元工務店どっちがいい?
二世帯住宅を建てる際、大手ハウスメーカーと地元工務店のどちらを選ぶべきか迷う方も多いでしょう。
それぞれにメリット・デメリットがあるため、家族のニーズや予算に合わせて検討することが重要です。
以下では、それぞれの特徴を比較しながら解説します。
大手ハウスメーカーの特徴
メリット
- 高品質な設計と施工
大手ハウスメーカーは、長年の経験と実績に基づく設計・施工技術が強みです。
耐震性や断熱性など、標準仕様の性能が高いことが多く、安心して暮らせる住宅を提供します。 - 充実した保証とアフターサービス
長期保証や定期的なメンテナンスプログラムが整備されており、引き渡し後も安心です。
60年保証を提供するメーカーもあり、世代を超えた住み継ぎがしやすい点も魅力です。 - 設計の自由度
二世帯住宅に特化した豊富なプランを用意しており、完全分離型や部分共有型など、
さまざまな要望に応えられる柔軟性があります。 - ブランド力と信頼性
全国的に知名度のあるブランドであるため、信頼感が高く、住宅ローンの審査にも有利に働く場合があります。
デメリット
- 費用が高い
大手ハウスメーカーは、広告費や営業費用が上乗せされるため、坪単価が高めになることが多いです。 - 個性が出しにくい
規格化されたデザインや仕様が多く、細かいカスタマイズが難しい場合があります。
地元工務店の特徴
メリット
- コストパフォーマンスが高い
地元工務店は、大手に比べて営業や広告にかかるコストが少ないため、同じ仕様でも比較的低価格で建築できる場合があります。 - 地域に密着した対応
地元の気候や土地の特性を理解しているため、環境に適した住宅を建てることができます。
また、迅速な対応や親身な相談が可能です。 - オリジナリティのある設計
自由設計の対応力が高く、施主の要望を細かく反映した個性的な住宅を実現できます。 - 工事中の柔軟な変更対応
施工中に設計変更や調整が必要になった場合でも、柔軟に対応してくれることが多いです。
デメリット
- 保証やアフターサービスが限定的
大手に比べて保証期間やメンテナンス体制が限定的な場合があります。
特に、工務店が廃業した場合の対応が不安視されることがあります。 - 信頼性の確認が必要
地元工務店の実績や評判を確認しないと、施工品質や対応にばらつきがある場合があります。
どちらを選ぶべき?
大手ハウスメーカーが向いている人
- 長期保証やアフターサービスを重視したい。
- 規格化された高品質な住宅を求めている。
- 二世帯住宅のプランや仕様が充実しているメーカーを選びたい。
地元工務店が向いている人
- 予算を抑えつつ、オリジナリティのある住宅を建てたい。
- 地域の気候や土地に適した設計を希望している。
- 地元でのサポートや親身な対応を重視している。
地元工務店で建てた二世帯住宅の場合
まず、地元の設計士さんにおまかせする建築会社で建てた二世帯住宅のご紹介です。
良かった点
二世帯で玄関二つにすると金額と、固定資産税が高くなる関係で、玄関をひとつにした変わりに広めに作ったこと。玄関は絶対に広めが良いと思い、決断して良かったところです。
リビングのみ本物の無垢の木を使用したので、フローリングより柔らかい!見た目も良いし、冬も足元が気持ち暖かい気がして日々感じることなのでケチらなくて良かったなと思う点です。
姑と一緒に住んでいるので、キッチンは分けて正解だなとつくづく思いました。
一緒だったらお互いに気を遣って過ごすことになり、確実に関係性が悪くなったと思います。
リビングを広く見せるためにキッチンのIHの壁をガラスにしたので、かなり広く見られることが多いし、これから子供ができても火を使いながら様子が見れるのは良かった。
悪かった点
収納が少なくて、子供ができた今になってかなり不便になりそうな予感がして心配です。
旦那の希望でほとんど押し入れがないので奥行きのある収納が少なくてものが増えたらどうしようという感じです。
選んで良かった点ではあるけれど、無垢の木は手入れが少し面倒なところも悪かった訳ではないのですが手間がかかるのでちょっと気になる点ではあるかなと。
二階の洗濯物を干す用のバルコニーの床を設計士さんに勧められるがまま穴あきタイプ(グレーチングタイプ)にしたのですが、
穴から下がみえるのが怖くて全然使用していないのは失敗だったかなと思います。
建ててみないと分からない細かな仕様などは、
決めるときにイメージを膨らませてみることが大事ですね!!
大手ハウスメーカーで建てた二世帯住宅の場合
良かった点
玄関以外の共有部分を全て別にしたおかげで姑との決め事も少なく生活できているところが良かったと実感しています。
外で使う水道を2箇所に設置して、1階と2階の水道メーターに分けたことも
夏場のプールや洗車のときに水道代の出所を気にしなくて済むというところも小さな部分ですが良かったなと思うところです。
悪かった点
上下で分ける上下分離型の二世帯住宅を建てたのですが、大手ハウスメーカーの二世帯住宅用の仕様ということで、音の問題はかなりトラブルが少ないはずと設計士さんに言われたこともあって
リビングの下に姑の寝室が重なる間取りになってしまったのですが、やはり生活時間帯が違うこともあって姑の寝ている夜の時間に2階で子供がドタバタしてしまうと足音が気になるようです。
ピアノを置くために防音室を狭いながらも作ったりしたことから、建設費用が大手ハウスメーカーはやっぱり結構かかったところが
住宅ローンの金額が大きくなってしまい、もう少しコストを削減したほうが生活も楽だったかな?と建ててから少し考える部分ではあります。
それぞれ、地元の設計事務所と大手ハウスメーカーで実際に家を建てた人の感想なのですが
どちらのお家にも言えることは
二世帯分の共有部分はなるべく少ない方がストレスは少ない
ということですね!
やはり、気を遣いながら生活をしていると、小さなことでもお互いが我慢をしているところが出てきて
ある日耐えられなくなって爆発して険悪な嫁姑関係に・・・
ということも、それぞれのスペースを狭くてもいいからあらかじめ確保しておくと
それぞれの生活のペースで生活ができるので全然違ってきますよね。
そのほかにも、実際に生活してみないと分からない
2階から1階の地上が透けて見えると高所恐怖症の人にはベランダを設置したのに使いにくくなったり、
家の中だけではなく、
外の水道もどちらの水道メーターに繋げて生活するかで
使うときの些細なストレスが軽減されたりと
夫婦以外の家族と一緒に済む家を建てるというのは本当に色々なイメージと計画が必要ですね。
実際に二世帯住宅を建てるときには
こういったささやかな毎日の日常も想像しながら
間取りを設計してもらったり打ち合わせが必要なので
ぜひ参考にしてみてくださいね!