二世帯住宅を建てて親世帯・子世帯の一つ屋根の下生活が始まると
避けて通れない話が
お金の問題
です。
今回は二世帯のお金の話の中でも、光熱費についてピックアップして書いてみました。
毎月の支払いはちりも積もればなので!!超大事な問題ですよね!
二世帯住宅で光熱費はどう分ける?
二世帯住宅で親世帯・子世帯、生活費を分けることは
一緒に住む上でかなり大事な問題です。
どちらの世帯がどの割合で払うのかは家の構造や共有部分によって考え方や決め方が変わりますよね。
色々な考え方がありますが
親世帯の心情としては
- 老後のお金も取っておきたい
- 子世帯の方が稼ぎがあるから負担してもらいたい
などという思惑などがあるでしょう。
子世帯としては
- 子供(親世帯からすると孫)にお金がかかるから生活費の負担をしてもらいたい
- 親の面倒を見るという意味で一緒に住んでいるからちょっと負担してもらいたい
という思いのある人も多いでしょう。
まず、親世帯・子世帯のどんなことにどのくらい生活費がかかるのか
を知る必要がありますよね。
そして、折半にするところや負担するところなどを話し合って決めていくのが一番揉め事がなく進むのでおすすめです。
そのためには、共有部分でどのくらい光熱費を使うのか?
というのが話し合いの中でのポイントになってきますね!
完全分離の二世帯住宅での電気代ガス代水道代の光熱費の分け方
完全分離の二世帯住宅を建てた場合、
ほとんどの家で
- 電気
- ガス
- 水道
のメーターはそれぞれ2つずつ設置することになると思います。
これだと、毎月のお互いの光熱費を知る必要もなく、支払いもそれぞれで、と簡単にできるので
一番おすすめの住み方です。
生活の違いで電気代などは金額に差が出るものなので、
そこを干渉されずに済むというのは一番大きいかなと思います。
また、
将来的に親世帯のスペースが空き家になってしまった時に
賃貸として有効活用できる
というメリットもあります。
建物の建設費用は高くつきますが、やはり世代の違う家族が一緒に使うときに少しでもいざこざを減らしたいというのであれば最初から完全分離の二世帯住宅を建てて
光熱費も生活費も全て分ける
というのがおすすめです。
我が家は玄関だけ共有で水回りなどは全て別にしたので
生活スペースも、光熱費も全て別々になっています。
唯一、ネット回線の契約は
インターネットを主に使うのが子世帯家族なので
インターネット回線と、一緒に加入しなければいけなかった電話代とNHKの受信料だけは
子世帯側が負担して、
NHKと電話代だけ毎月¥2,000、月初めになると階段へそっと置いておいてくれています笑
共有部分がある二世帯住宅の電気代ガス代水道代の光熱費の分け方
キッチンやお風呂などの電気・ガス・水道の使用量が発生する場所が共有スペースになっている場合は
どちらかの名義でメーターを契約して
光熱費の支払いは誰がどのくらい出すのか?
を決めないと、契約したときの名義人がずるずる不満を持ちながら支払いをする・・・
ということになってしまいますね。
最初は
親が「いいわよ〜光熱費くらい負担するわよ〜」
なんて軽く言われてのらりくらり支払ってもらったとしても、
- 親が思った光熱費の金額ではなかった・・・
- 年金が減って支払いがキツくなった・・・
など色々と将来的にお金を出す側の気持ちが変わってしまうこともあるかもしれません。。
お金の問題は根深いですからね、、
まずは、誰の名義でどこで共同で光熱費がかかるのか
を家を建てる前に把握しておくことが大切です。
費用の出し合いは二世帯住宅を建てる打ち合わせの時から必ずしよう
このように、完全分離型の二世帯住宅を建てるほうが光熱費の出し合いにおいては
面倒なことは少ないと言えるでしょう。
実際に完全分離の二世帯住宅に住んでいる我が家ではそう感じています。
間取りを決める際に、ハウスメーカーでの打ち合わせで
義理の母に
「お風呂くらい費用を浮かすためにも共有にしましょうよ」
と言われたのですが、断固として譲らず
ユニットバスを1階と2階のそれぞれに設置してよかったと今でもずっと思っています。
一緒に住んだら、生活にかかるお金はどう管理しましょうか?
と言える間柄の家族でないと、
二世帯住宅に住んで気を遣って住みにくくなること間違いなしなので
よーく考えて家づくりをしましょうね!
二世帯住宅での光熱費分担をスムーズにするためのコツ
二世帯住宅での生活では、親世帯・子世帯の光熱費分担を明確にし、将来的なトラブルを防ぐための準備が大切です。特に、完全分離型と共有スペースのある二世帯住宅での光熱費管理にはそれぞれ異なる注意点があります。ここでは、日々の光熱費管理をスムーズにするための具体的なコツを解説します。
1. 光熱費の分担方法を家族で明確にしておく
まず、二世帯住宅で光熱費をどのように分担するか、家族で事前に話し合うことが重要です。将来的な不満やトラブルを防ぐため、できるだけ明確に、具体的なルールを作っておきましょう。
電気代やガス代の名義を事前に決定する
例えば、共有スペースがある場合、電気代やガス代の名義をどちらの世帯にするのかを話し合いましょう。名義を一世帯にすると、その世帯が支払わなければならないと感じる場合が多いため、明確に分担額や負担率を設定しておくとスムーズです。
毎月の負担額の目安を作成しておく
どちらがどのくらいの割合で支払うのか、具体的に金額を決めておくと、
お互いの負担が分かりやすくなります。
例えば、月々の支払いに対して「親世帯が3割・子世帯が7割」など、あらかじめ目安を設けることで、両世帯の理解が得られやすくなります。
2. 共有スペースの使用ルールを設定する
共有スペースの使用頻度が多くなるほど、光熱費の分担も重要な話題です。
キッチンやお風呂を共有する場合は、使用ルールを決めておくと良いでしょう。
時間帯や使用日を決めてお互いに配慮
キッチンやお風呂を共有する場合、使用の時間帯を決めるなど、
お互いにストレスなく使用できるようにすると、トラブルを防げます。
また、あまり使わない世帯が多く支払っていると感じることがないよう、使用頻度に応じた分担を心がけましょう。
キッチンの家電や水回り設備も共有を検討
キッチンの家電や水回りの使用ルールを設定しておくことも大切です。
例えば、食器洗い機の使用頻度や炊飯器などの電化製品の使用頻度が高い場合、その分の電気代も考慮して負担割合を設定すると、無駄がなくなります。
3. 毎月の支払いを見直すための定期的な話し合い
毎月の光熱費負担が妥当かどうか、定期的に話し合いの場を設けると良いでしょう。
最初に決めたルールが後からズレてきた場合でも、柔軟に対応できます。
半年ごとに光熱費を見直す
電気やガスの使用量は季節によっても変動するため、
半年ごとに光熱費を見直し、世帯間の負担が公平になるように調整することをおすすめします。
例えば、エアコンの使用が増える夏や冬には、調整額を追加するなどの工夫を取り入れると良いでしょう。
年に1回は契約内容もチェック
電気やガス会社のプランは定期的に見直し、もっともお得なプランに変更することも大切です。
二世帯住宅の生活に適した契約にするため、双方が納得できる見直しを年に1回は行い、
無駄を省く工夫をします。
4. 家計の管理アプリや自動引き落としで手間を省く
日々の生活費が複雑になる二世帯住宅では、
家計管理を簡単にするために、アプリや自動引き落としの活用もおすすめです。
家計管理アプリや家族クレジットカードで家計を共有管理する
家計管理アプリを活用すると、二世帯住宅の光熱費の使用状況を一目で確認でき、
双方の負担状況も把握しやすくなります。
たとえば、各世帯の支出がすぐにわかるアプリを使えば、光熱費の管理もスムーズです。
クレジットカードの家族カードもおすすめです。
明細に2枚分のカードの利用金額が載るので
お互いが使った金額を把握することができて管理しやすいですよ!
自動引き落としでストレスフリーな支払い
毎月の光熱費支払いに自動引き落としを設定しておくと、忘れや遅れも防げます。
さらに、支払い状況が一目で確認できるため、無駄なく管理ができ、親世帯・子世帯どちらにも安心です。